定点撮影?その日、その場所が・・・、二人の心のアイディンティティ
「挙式まで、あと2日となりました・・・再会を楽しみにさせていただきます。当日、よろしくお願いします」と1週間前にお会いさせていただいたお二人からメールがありました。
そして、私の撮影した写真のお礼が添えてありました。
「毎年、同じ場所に立って、お互いに写真を撮ったとしたら素敵で
すよね」、「十年後に10枚、20年後に20枚、素敵な二人の歴史が現れている特別な宝になると思いませんか?」 その私のサジェスチョンに「それ、私たちします」と二人で顔を見合わせた二人の結婚式は、明日、5月24日です。
これから二人は定点撮影、毎年一回同じ場所に二人で立ちお互いを写し続けます。「私たちの最初の一枚は、牧師先生の撮影してくださった先日の写真が一番目に来ます。何十枚になるか楽しみです・・・」だそうです。
(いつも仲良く歩いてくださいね!!)
(お二人の結婚式のお祝いの説教を準備しながら・・・)
2008年5月アーカイブ
その日は、思い出が、たくさん生まれている日
今日の新郎新婦・・・
今日、式場に来るとき実行したそうです。
随分前でしたが、ある結婚式場で模擬挙式後、お二人からの質問をきっかけに立ち話になりました。
そして、お二人の雰囲気から、お二人に、あるアイディアをプレゼントしましたことがありました。
ちょっとしたこと、普段、心にとめない物でも大切の残しておくと、後々「素敵」に「その日」をな思い出せ、二人で温かい気分になれると思います。そのようにサジェスチョンしたことがありました。
二人で式場に来るとき、わざと、スイカを使わず、切符を購入し、到着駅の改札口で係員のさんのいる改札に行き、窓口で、「この切符頂きたいのですが」というと切符に赤を入れて渡してくれます。
結婚式の日、二人で、「電車に乗った」こと、そんな小さなことでも思い出せる「メモリアル・ピース」があると、何回目かの結婚記念日からは、残しておいてよかった記念品の一つになるかもしれませんね。
そのような、アイディアを二人にプレゼントしたとおもいます。
2008年5月18日の今日の新郎新婦・・・
今日、二人は、式場に来るときに、実行したそうです。
入場前のリハーサルで新郎が、赤の入った切符を見せてくれました。
二人の「笑顔」が素敵でした。
プロポーズ&結婚式
牧師のつぶやき No.3
・プロポーズ&結婚式
1、いつ伝えるか?
2、何処で伝えるか?
3、どのように そして、どんな言葉で伝えるか?
人は、プロポーズするのを決めたとき、(1、時間、2、場所、3、どんな風に)この三つ、とくに、しばらく、1と2に、エネルギーを、つまり重要だから、使います。
今、その時のことを振り返ると、1の「時間」、2の「場所」、も重要でしたが、本当は、3の「どんな風に」の方が、いかに重要だったかを知る人になります。特に、相手の気持ちを考えると・・・その意味を考えたとき。
愛するということは、「相手を真から尊重すること、そして、相手の心に一生良い思い出を残してあげることをする」ことかもしれません。
「相手が幸せ、つまり、一生幸せでいられるように、いつも、いい思い出(現在形で)になる時間を共有すること」は、「愛する」ことかも。
今、二人の間で、プロポーズが特別な思い出の一つになったのは、実は、1や2で成功したよりも、No.3で「特別な気持ちに二人でなれて、二人だけで時間を過し、「美しい誠の気持ちを共有できた」ことでプロポーズは成功。つまり、忘れられない生涯の思い出になっていること思うのです。
結婚式もプロポーズと同じふたりの特別イベント。
二人が選んだウェディングプランやパッケージの素敵さも結婚式成功には大切ですが、式中、二人が自分達の心の結びつきの真実さを美しく表現できたら、見守る、友人も家族も心は奪われ、二人に幸多かれと祈ってしまいます。
牧師は、教会に関係する二人であっても、関係していない人でも、等しく大切にさせていただきます。
二人の「生涯忘れられない思いで」のために、牧師は、厳粛に、美しく、微笑みが生まれる空気と時の流れを提供するために、二人の前に立ちます。
静かに、二人のために用意した二人のためだけの言葉を添えて。(ここに牧師の役割が生まれると思いますので、あくまでも、主役はお二人。)
お二人は、心のままに、聖壇の前に立ち、式の間、自分は心に何を思う人になるかを楽しみになさってください。作法以上にNo.3を大切にして
二人が満足/納得できる結婚式 その2
牧師のつぶやき その2 として聴いてください。
何十年たっても「”あの日”は良かったね」っと、二人で顔を見合わせて、ニコッとしてしまう、そんな”その日”、そんな一日にできたら素敵ではないかと思います。
結婚式、披露宴、2次会、3次会・・・。
・・・その日、すべて素敵だった。
或は、
結婚式そして夕べのやわらかい日差しの中でゆっくりと交わしたワイングラスと食事それだけ。それだけの日・・・。
・・・その日、すべて素敵だった。
集まってくれた人も素敵だった。
皆の心からの「おめでとうが」あった。
みんな、うるんだ目で「おめでとう」を言ってくれた。
自分たちも素敵だった。腕を組み、隣に立つ人の存在を示すぬくもりが、緊張する自分を式進行とともに、穏やかにしてくれる。
挙式中、・・・、
集まった人たちは、予想はしていたものの、彼の「新郎的ぎこちない動き」に、彼のこの日の真摯な姿をみてしまう・・・
集まった人たちは、・・・
二人指輪の交換をみつめ、二人が眼差しを交わしあった瞬間、再び知る。
二人の特別な心の結びつきの美しさを・・・。
二人のまなざしと、ふたりの所作が表現するものは、どんな演出もかなわない・・・
演出のいらない・・・世界。それこそ結婚式の時間の流れ。
人は感動で、予想せず目頭が熱くなる・・・。
心の中に生まれた静かな感動の渦、結婚式。
どんな演出かでなく、一人一人の感動の連鎖が式中に生まれると、納得と色褪せない心の記しは、必ず生まれ、忘れ得ない自分の歴史となる。
見えない、二人の心の中で・・。
みんなの目の前で・・・。
守り
信じ
愛する
自分たちを誓う。
その二人に立ち会う人たちの「こころ」の中で、感動が生まれ、感動連鎖が生まれる結婚式となります。どんな演出もかなわない美しい結婚式となります。
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ふたりが、挙式中、自分になれること。
作法より思いに自分をまかせることができる空気が生まれる挙式。
それは、牧師の責任であると思うのです。
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