「場所は普通の家の和室です。牧師先生に来ていただいて結婚式を挙げてもらえるのですか?」という問い合わせでした。
良いことも、そうでないことも、二人で歩いて来て、いっぱいあったとのことです。
事情により、今は、特別に節約すべき時期とのことでした。
しかし、彼は、どうしても、彼女のために結婚式をして、彼女の夢だった純白のウェディングドレスを着せてあげたかったそうです。
そして、自分たちのけじめとしても、これから生まれる赤ちゃんのためにも・・・
彼の自宅の8畳の間。和室に並べられていた座布団にご両親、お友達、それぞれが座り始めた時、
そこは素晴らしいいチャペルになりました。
素晴らしさは、建物や特定の場所から生まれるのでなく、「ひとの心=まごころ、が集まったところ」から生まれると思います。
聖書では、新約聖書中の「教会(エクレシア)」というギリシャ語の本来の意味を大切にして、次のように教会を定義しています:「教会とは、建物や場所を示す言葉でなく、呼び出されし心を持った人たちの群れたるところ、つまり、人の群れを教会」と呼ぶ。
キリスト教に関係する人も、関係しない人も・・・、
迎える人も、迎えられた人も・・・、
見守る人も、見守られる二人も・・・、
みんなが、心からの「おめでとう」で集まり、「そこ」で二人を祝い、二人の幸せと繁栄を祈るなら・・・「そこ」も街の教会と同じく、二人のための特別な、美しいチャペルではないでしょうか。
二人のためにまごころの人たちが集まれば、普通の家の和室も、教会とおなじく素晴らしい教会です。
そのような場所/教会では、牧師も心からの「おめでとう」の人となり、集まった方々の一部分になってしまいます。そういう牧師の心の土台こそ、二人のために特別な挙式をささげることができる「聖壇」かもしれませんね。
2008年2月アーカイブ
火曜の朝の電話でした。
「T先生の紹介でお電話をさせていただきます。自分の友人がカナダに移住します。二人には、結婚式にかけるお金がないので結婚式を我々友人一同のプレゼントにしたいのですが、来ていただけませんか?」
「いつでしょうか?」
「・・・ハイ、あの・・・、今夜ですが・・・、なんとかお願いできませんでしょうか?」
「え!今夜?!はっ!ハイ。いいですよ。場所は、どこでしょうか?」
「8時30分から広尾です。しかも、サプライズで・・・」
午後のスケジュールを変更して準備作業開始。
お友達の説明をもとに、まだお会いしていないお二人を想像しながら、友人になったつもりで”二人のための挙式”にするため、「挙式の式順」、「お二人へのメッセージ」「曲目選び」等、お二人への牧師からのプレゼント作りに没頭した午後でした。
そして結婚式は、15人入ると一杯のチャーミングなバーでした。
そして、最高だったのは、友人達が二人のために段ボールで作った聖壇と十字架、そして、最後の新郎新婦の豪泣の涙と友人たちの笑顔でした。
「二人だけの挙式は可能ですか?」の問い合わせで相談に乗った結婚式。
牧師として、私自身が、いまでも、大切にしている結婚式の思いです。
二人の心の結びつきを象徴していた本当に美しい挙式でした。
豊島園の近く。茶室のように清楚に整えられたアパートの4畳半でした。
何十年たっても、「その日」を思い起こす度、人生の伴侶に「優しさの塊」になれてしまうような「心の記念碑」=結婚記念日になるといいですね。
カナダでトレッキング中にこんな結婚式に遭遇しました。
冬はスキー場になる、夏の高原。
テントが張られ、たくさんの素敵な友達に囲まれ、とても幸せそうな二人。
新郎と新婦のふたりの出会いは、3年前の冬。
二人の式のためのテントが張られている、そのスキー場での出会いだったそうです。
「自分たちの出会いの場所を、自分たちの人生の本当の出発点にしたい」
だから、牧師に来ていただき、自分たちを良く知ってくれている友人たちに囲まれ、出会いの場所で結婚式をしたいと決めていたそうです。
さわやかな新郎新婦。
手作りのウェディングケーキ。
友人たちが持ち寄ったと思えるたくさんの手作り料理。
とても温かい結婚式になっているのが、通りすがりの私にもすぐ分かりました。
通りすがりの私を呼びとめて、二人の幸せのお裾分けとしてビールを御馳走してくれました。
挙式をしておもうこと・・・
二人の個性と人生のテーマが現われているからでしょうか・・・挙式にカラーが生まれます。
当然でしょうが、どの挙式にも、それぞれ空気が生まれます。
おめでとうの温かい空気が・・・
お祝いの心が集まって・・・
お幸せに!の励ましが・・・
挙式のテーマを牧師を含めて相談し、自分たちの個性とテーマをもとにオリジナルウェディングを作ることが、もう始まっていいのかも知れませんね・
儀式はフレームかも。
額の中に納めれれる二人のイベントは、二人の「これまでの生き方と、これからの生き方」を表われた作品かも知れませんね。
自分たちの「心の結びつき」を表現する儀式として「結婚式」を手作りするといいかも知れませんね。
そのこころが、「その日」を「二人の心の記念碑」にすることと思います。
・「生まれる」という命の始まり
・「自分を意識する」という自分の始まり
・「結婚する」という”大好きな人、尊敬する人”との人生の始まり
ひとは、「はじまり」を心に蓄えて歩いていきますが、どの「はじまり」も素敵な始りであることを願います。
振り返った時、フッと思い出したとき、自分の心に温かい勇気が生まれるような「はじまり」だと美しいですよね。
二人して、これからの人生の大部分になる「二人生活」のはじまりは・・・
どんなかたちの「自分達」の儀式=心のしるしにするのか。
二人で考えるのは、とても素敵なことだとおおもいます・・・
わたしたちでよければ・・・、
そこに、立ち会わせていただき、・・・
相談を受け・・・
二人の希望をもとに、・・・
アイディアを差し上げ、・・・
特別な「はじまり」が、あと後までも二人の中で”マイ パスター”に出会えてよかったと喜んでいただきたいと願いマイパスターのサポートサービスは、はじまりました。
ウェディング産業界で多くの人たちをサポートし、その経験が生きているプロの「お手伝い」を「提案」を提供いたします。
お気軽にお問い合わせください。
どうすればいいでしょうか?と尋ねられたら「こう、するといかがでしょうか」とお二人への「提案と準備のお手伝い」、結婚式会場との「代理交渉と手続き」そして、「記念日づくり」のお手伝いサービスがマイパスターと考えていただけると嬉しく思います。
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