本物の結婚式になる条件の一つ・・・、 昨日の結婚式から

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昨日の結婚式 

本物の結婚式になる条件の一つ:それぞれが「心に残る、そして、自分の気持ちに正直になれる時間と場所」そして、「そのためのサポート」。



ガーデンチャペルには、牧師の観察からすると、新郎新婦にとても配慮の行き届いた良いところがたくさんあります。ですので自分の教会の延長線にあるようで、結婚式に向かうのは(出張するのは)楽しみです。皆さんの「このチャペルにして良かった」というコメントの意味がわかる気がします。私の大好きなチャペルです。



結婚式が始まる直前には一つ一つ説明し、ゆっくり、わかりやすく練習する挙式のリハーサルがあります。

はじめての(当然かと思いますが)リハーサルですが、アシスタントと牧師から丁寧なサポートがあることを知ると安心します。



でも結婚式の練習を終えると皆さんは再び緊張です。次は、一世一代の本当の結婚式が始まりますので当然です。練習したばかりの入場の場面が、間もなくやってきます。



硬くなってしまっています。その時です、お父様も、新郎も、新婦もこの場所(部屋)に入るとホッとします。本当に皆さんがホットします。



緊張してしまう自分たちが、ゆったりと落ち着くことができる個室があります。

誰にも邪魔されず、自分たちになれる場所。(これは、なかなか大切なこと)



そのような場所、そして空間でした。



そのとき、新婦のお父様が、一言

「私は、安心していいるのです。娘が選んだ人だから。

少しの心配もないんです」と私に向って、しかも真顔で・・・。



同じ部屋で、お父様の脇にいる牧師の私に・・・突然話しかけてくれたのです。

(新婦の話では本当に無口な、無口なお父さんだそうです。

リハーサルですこし打ち解けた私たちになれたからでしょうか・・・じっとやさしい目で私を見つめて、しみじみ言ったんです。)



お父様は、本当にやさしい目をしながら「娘が彼を紹介してくれた日から、そう思っているんです。うちの娘が選んだ人だから、いい人だし、これからずっと安心しているんです。」とつづけたのです。



私は、以前、ある結婚式で「うちの娘/息子が選んだ人なのだから、絶対、間違いない人だろうと自分を信じてくれている人がいることを覚えておけたら幸せですよね。そして、幸せになるのは権利や義務でなく大切に見守っているくれている人たちへの礼儀かもね。そして、大事な自分自身への礼儀かもね」と話したのを思い出し、目の前のお父様が身内のような大切な人に思えました。



心底思ったので、新婦のお父様の、それを聞いていた新郎に言いました。



「花嫁のパパにそう言われるのって、勲章だよね」



「そうなんです」と新郎。



新婦は、彼の脇で、何も言わずに、本当に嬉しそうに微笑んでいました。



私は、心の中で、皆さんが、御両家、一族として、新郎新婦、ご夫妻として、みんなで「仲良き歩み」が、いつまでも、いつまでも・・・・と祈りました。



二人の結婚式は、まもなく始まったのです。

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