2008年2月18日アーカイブ

火曜の朝の電話でした。

「T先生の紹介でお電話をさせていただきます。自分の友人がカナダに移住します。二人には、結婚式にかけるお金がないので結婚式を我々友人一同のプレゼントにしたいのですが、来ていただけませんか?」

「いつでしょうか?」

「・・・ハイ、あの・・・、今夜ですが・・・、なんとかお願いできませんでしょうか?」

「え!今夜?!はっ!ハイ。いいですよ。場所は、どこでしょうか?」

「8時30分から広尾です。しかも、サプライズで・・・」



午後のスケジュールを変更して準備作業開始。

お友達の説明をもとに、まだお会いしていないお二人を想像しながら、友人になったつもりで”二人のための挙式”にするため、「挙式の式順」、「お二人へのメッセージ」「曲目選び」等、お二人への牧師からのプレゼント作りに没頭した午後でした。



そして結婚式は、15人入ると一杯のチャーミングなバーでした。

そして、最高だったのは、友人達が二人のために段ボールで作った聖壇十字架、そして、最後の新郎新婦の豪泣のと友人たちの笑顔でした。

「二人だけの挙式は可能ですか?」の問い合わせで相談に乗った結婚式。

牧師として、私自身が、いまでも、大切にしている結婚式の思いです。



二人の心の結びつきを象徴していた本当に美しい挙式でした。

豊島園の近く。茶室のように清楚に整えられたアパートの4畳半でした。



何十年たっても、「その日」を思い起こす度、人生の伴侶に「優しさの塊」になれてしまうような「心の記念碑」=結婚記念日になるといいですね。

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