先日、「二人で結婚を考えています。相談に乗って下さい。」と
尋ねてきたお二人がいました。
いろいろとお話ししているなかで、私のことを質問されました。
お二人にお話しした内容の一部です。
「牧師として結婚式に対しての私の向かい方・・・・」
私は、結婚式の司式を依頼された場合、現職の牧師として、結婚式の当日、二人のために次のような役割を果たしたいと願って式をしています。
1,結婚式の内容は、お二人の当日まで「二人のための結婚式」になるように、「二人の心の関係を大切に」、式順、式の内容を準備したいと願っています。どの方々の式も二人の「充実の人生」を祈って。
2,二人の日となる結婚式の朝を迎えたとき、「その日の二人の心の整い」と「緊張」を想像し、二人に相応しいように自分を整える。
3,自分自身、緊張で家を出る。自分の身内から大事な結婚式を依頼されたような緊張で。
4,式場で直前。緊張は人それぞれなので、二人への配慮を重視し、二人が戸惑わないように式を進める工夫をして上げる。
5,実際には、牧師の説教と言うよりも、二人の重要な人生イベントに立ち会う一人の人間として、お祝いのメッセージを捧げる。
そしてそのメッセージの中の一言がきっかけになって、二人は式の緊張から一瞬でいいから解かれ、「何か」を二人の間で「意識」する。
(二人でこれからの自分達の願いを分かち合う?)
(無言、しかし、二人で聖壇に立つ心地よさを分かち合う?)
(自分の中にある「心からの”宜しく”」を相手の心の中にあることも感
じる?)
「何か」は、他の人に知らせる必要の無い自分達の誓い。
通じ合っている中での自分達は知っている自分達の宝、「ずっと大切にしていきたい自分達の”この想い”」。
それ故に。。。
式が終わったときに「結婚式を終えて、はじめてその良さ(結婚”式”をする良さ)が分かりました。」とつぶやく二人になっていただけると、お手伝いした牧師として私は幸いです。
2010年6月11日アーカイブ
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