ある新郎のコメントから
結婚式のリハーサルを始める直前、チャペル内に彼(新郎)は案内されて来ました。
一ヶ月前に打ち合わせ以来でした。
久しぶりでした。
私も、自然にニコニコしながら近づいて、少しでも安心してもらおうと、思わず・・・
「いよいよ来ましたね、(式中)細かくお手伝いしますからね。
(なんとか、こちらに任せちゃおうって思ってもらえれば嬉しいです)、(ちょっとでも安心してもらえれば・・・)」という気持ちで声をかけました。
それに対しての彼の一言は、別の一言でした。
「(朝、)食事が喉を通らなかったです。喉を通らないって、本当にあるんですね。」
真っ正直、・・・
真顔、・・・
真剣、・・・
彼の目線は遠くにありました。
脇に立つ私だけに”震え”が分かりました。
私も、彼と一緒に”身震いしました”。
隣に立つ彼女は、食事がのどを通らないほどの彼を感じていたのでしょうか、・・・。
二人とのリハーサルは、とても優しい空気の中で行われました。
二人が、そうなっていた、その日。
誓約式で彼が声にした、「誓います」は、「これからも、ずっと彼女を守り、理解し、支え、心から愛します」という響きそのものでした。
このブログを読んで、自分も緊張するだろうなと思ってしまう未来の”新郎””あなた”へ。
牧師のつぶやきとして、、、、、。
「震えるほどの(その日の自分)に、誇りを持とう。
そして、それこそ自分の大事な誇れる思い出として、彼女を優しく大切に生きていこう。」
、、、と思います。
2009年6月 3日アーカイブ
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