二人が満足/納得できる結婚式 その2
牧師のつぶやき その2 として聴いてください。
何十年たっても「”あの日”は良かったね」っと、二人で顔を見合わせて、ニコッとしてしまう、そんな”その日”、そんな一日にできたら素敵ではないかと思います。
結婚式、披露宴、2次会、3次会・・・。
・・・その日、すべて素敵だった。
或は、
結婚式そして夕べのやわらかい日差しの中でゆっくりと交わしたワイングラスと食事それだけ。それだけの日・・・。
・・・その日、すべて素敵だった。
集まってくれた人も素敵だった。
皆の心からの「おめでとうが」あった。
みんな、うるんだ目で「おめでとう」を言ってくれた。
自分たちも素敵だった。腕を組み、隣に立つ人の存在を示すぬくもりが、緊張する自分を式進行とともに、穏やかにしてくれる。
挙式中、・・・、
集まった人たちは、予想はしていたものの、彼の「新郎的ぎこちない動き」に、彼のこの日の真摯な姿をみてしまう・・・
集まった人たちは、・・・
二人指輪の交換をみつめ、二人が眼差しを交わしあった瞬間、再び知る。
二人の特別な心の結びつきの美しさを・・・。
二人のまなざしと、ふたりの所作が表現するものは、どんな演出もかなわない・・・
演出のいらない・・・世界。それこそ結婚式の時間の流れ。
人は感動で、予想せず目頭が熱くなる・・・。
心の中に生まれた静かな感動の渦、結婚式。
どんな演出かでなく、一人一人の感動の連鎖が式中に生まれると、納得と色褪せない心の記しは、必ず生まれ、忘れ得ない自分の歴史となる。
見えない、二人の心の中で・・。
みんなの目の前で・・・。
守り
信じ
愛する
自分たちを誓う。
その二人に立ち会う人たちの「こころ」の中で、感動が生まれ、感動連鎖が生まれる結婚式となります。どんな演出もかなわない美しい結婚式となります。
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ふたりが、挙式中、自分になれること。
作法より思いに自分をまかせることができる空気が生まれる挙式。
それは、牧師の責任であると思うのです。
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2008年5月 7日アーカイブ
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