入院中であるがゆえに・・・との理由で病院内での結婚式を依頼されました。
最上階の会議室を特別に用意してくれた病院の皆様ありがとうございました。
その部屋から、夕陽の東京が一望でした。
窓際に飾られた花束
新婦のためのブーケ
新郎がタキシードに着けるブートニア
リングピロー
結婚指輪
教会から貸し出された講壇用大型聖書
金色で刺繍された十字架の講壇掛け
二人の署名する結婚証明書
二人が提出する婚姻届用紙
用意されたものはこれだけです。
皆さんの心が現れているチャペル式場=会議室となりました。
点滴が施されているのも・・・、
病室用ベッドがそこにあるのも・・・、
一人一人のあたたかい心で造られたこのチャペルでは何の違和感もなく、むしろ、「これこそ、本物のオリジナルウェディング」と皆で心から感じるものでした。
二人の結婚式の写真は、特別にお願いした、特別な写真家が記録を取ってくれました。
彼は二人のためのシャッターを静かに静かに、優しく優しく、美しい時の流れの一部になって、押し続けてくれました。
この美しい厳粛な時空間の中で、自分も立会人の一人になり「心臓の鼓動」のごとくシャッターをきらせてもらいました。とコメントしていました。
4月6日
この日は二人のための特別な日となりました。
ゆっくりゆっくり、静かに変化する夕陽は、温かい静かなオレンジ色で窓辺の聖書の前に立つ牧師に聞き入る二人を窓の外から見守っていました。
病院での結婚式
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